「エビング」用直線テンビンのこだわり

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(初出:2008年)

「エビング」用の直線テンビンをメタルジグ(『ムラジグV』)と組み合わせ、『エビングセット』として売り出したのは2008年の夏。

最初は、ごくありふれた船釣り用テンビンにナマリの船釣り用オモリをぶら下げていたのだが、よりジギングに近い感覚で「エビング」を行いたかったため、抵抗の少ない直線テンビンとロングジグを組み合わせることにしたのである。

最初に悩んだのが、ステンレス線の太さ。

1・2ミリ、1・4ミリ、1・6ミリと試した結果、1・4ミリに落ち着いた。できるだけ細く、それでいて十分な強度を維持するための太さを探り続けた結果である。

もう1点、試行錯誤を繰り返したのが、メタルジグの取り付け方。

最初はテンビンにスイベルを通し、フレキシブルな状態にしておき、スプリットリングを介してメタルジグにつないだ。

ところが、長いハリスの扱いに慣れていないルアーフィッシャーマンが、「エビング」仕掛けを投入し、しゃくりを繰り返すと、絡みが頻発して釣りにならないことが判明。

そこで、絡みを最小限に食い止めるための方策として、テンビンにエルボーを固定し、スイベルの動きを制限したうえで、スプリットリングを介してメタルジグにつないでみると、これが大正解。フォール中のハリスリーダー絡みが激減したのである。

そうした試行錯誤の末、「エビングテンビン」は、現在の直線型、そしてエルボー半固定式に落ち着いたというわけである。

ところで、しゃくっている最中に、メタルジグに魚が食いついてくることが多々ある。

「それならメタルジグにもフックを付けた方がいいんじゃないの」と考える釣り人が少なくないが、それは得策でない。なぜなら、フックのないメタルジグに何度も何度もアタックするうち、魚が次第に興奮し、食い気が高まってくるという効果が期待できるからだ。

そう、「エビング」におけるメタルジグは、エサ釣りにおけるコマセと思っていただければよいのである。

(初出:2008年)

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