またまた悲しい風景

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以前、小さな川が埋め立てられてしまった際、「悲しい」と書いたら、「いろいろな事情があって埋め立てるのだよ」てな心に突き刺さるご意見をいただいた。以来、環境問題に関しては慎重を極めていたのだが、酒匂川の無残な姿を見て、どうしても書きたくなった。


写真をご覧いただきたい。


そこは以前、アシがたくさん生えていた場所である。


そこは、雨が降って水かさが増すと、必ず水没する場所である。よって、中途半端な整備などしても、夏が過ぎた頃には、元の木阿弥となっているのは火を見るより明らか。


そして、そのやや上流には、貴重な釣り場がある。ヘラ、フナ、コイ、テナガエビ、ウナギ、スッポンなどなどがたくさん住んでいる。釣りの対象ではないけれど、メダカだっている。その場所が、いよいよ埋め立てられてしまうというのだろうか。しかも、無意味に。


工事の発注者は、神奈川県小田原土木事務所。工事目的は「中小河川改修工事」。どう改修しようとしているのか、真意は分からない。分かるはずがない。


ぼくは、酒匂川の河川敷から箱根や丹沢の山々を眺めるのが好きである。海から吹いてくる風を受けるのが好きである。川のせせらぎを聞きながら、パチャリと魚が跳ねるのを眺めているのが好きである。


だからこそ、悲しいのである。

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